パワハラ110番

逆境の時こそ成長できる

どんな人でも、人生が常に楽しいなんてあり得ないでしょう。
いい時もあれば、必ず悪い時期も巡ってくるハズです。

 

パワハラもそのひとつ。
今はたまたま、悪い上司があなたの所に巡ってきてしまったのです。

 

しかし、ネガティブな気持ちに沈み込んでいても、何の解決にもなりませんよね。
人間、ネガティブな思考にハマり込むと、
どんどん似たような暗い思考が引っ掛かってきて、心はどんどん重くなります。
難しいことですが、どこかでそのネガティブを絶ち切り、
ポジティブな思考に切り替える必要があります。

 

「今日もあの上司の顔をみなければいけない憂鬱な1日だ」
…と暗く・ネガティブな気持ちで1日を過ごすか、
はたまた、気持ちを切り替えて、
「今日も1日、自分が成すべきことを楽しくやろう!」と決めるかはあなた次第です。

 

どんなに辛い逆境の時でも、人は"考え方"を選択する自由はあります。
その人が、その逆境の中で人生をどう考え、どう向き合い、
どんな気持ちで日々を送っていくかまでは、
パワハラ加害者はタッチできないのです。

 

辛い人生も肯定する

パワハラ上司に振り回されていると、
今までは楽しかった仕事でさえ、気持ちが乗らなくなったり、
前向きな気持ちで取り組めなくなったりすると思います。

 

しかし、そんな時だからこそ、鼻歌でも歌って自分を鼓舞してみてください。
逆境に置かれているからこそ、
自分で自分の気持ちを奮い立たせるのです。

 

物事がうまくいっている時、仕事が楽しいのは当たり前ですよね?
周りの環境が整っている時に仕事がスムーズに進むのは、
ごく当たり前のことであって、誉められるようなことでもありません。

 

本当にスゴイのは、逆境の時に自分のモチベーションを高められる人です。
例えばニーチェは、ルー・ザロメとの恋に破れて自殺まで考えた時でさえ
自らの課題と向き合い、『ツァラトゥストラ』の執筆を続けています。
結果、この著作が、今でもなお人々の心を打つ名著となっているわけです。

 

苦しい時に、その人生を否定するのではなく、
逆境をも含めて「コレが自分の人生なんだ」と肯定することができた時、
人は大きく成長することができます。

 

辛い人生を肯定する。受け入れる。
パワハラで苦しんでいる今こそ、
ニーチェ哲学で言うところの"超人"の境地に至るチャンスなのかもしれません。

未来は自分で作る!

人は逆境に置かれた時、
「自分は一体何のために生きているんだろう?この苦しみの先に、何があるんだろう」
…と人生の意味を問います。
今、まさにパワハラの被害に遭っている方も、
毎日、そんな気持ちで1日を過ごしているかもしれません。

 

しかし、その問いの答えはどこからも帰ってきません。
なぜなら、その意味を作ることができるのは自分だけだからです。

 

「どうせ、人生には意味なんてないんだ」…と腐ってしまえば、
本当に意味のない人生で終わってしまうでしょう。
憎むべきパワハラ上司のせいで、自分の未来までぶち壊しにされるなんて…
悔しいと思いませんか?腹が立ちませんか??

 

「この人生には、確かな意味がある」
「意味がないのなら、自分が意味を持たせてやる!」

 

…逆境にあっても、このくらい強い意志を持って人生に臨めば、
行動が変わり、結果が変わり、未来も必ず変わってきます。

 

逆境こそ、自分で自分の未来を作るための大きなチャンスなのです。