会社でのいじめ そのストレスの恐怖
会社のいじめのストレスは、知らず知らずの間に体の中に蓄積されていきます。
私自身、会社でのいじめを受けるようになってから、ストレスにはずいぶん悩まされました。いじめぐらいで弱音を吐くのは大人として褒められたことではないという考えにとらわれていた私は、いじめに負けてはいけないと自分を叱咤しながら、どんなに陰口を言われても、会社では平気な振りをしていました。ちっともこたえていないふうに見えたことが、いじめている側からすれば面白くないため、さらに熾烈な攻撃を受けるはめにはなったのですが、とにかく負けてはいけない、平気でいなければいけないという固定観念に縛られていました。
自分は強い、これしきのことには平気だと思い続けてきましたが、自分が思っている以上に心身はストレスの影響を受けていたようです。夜になっても眠れなくなりました。ちょっとしたことでも心配になってきます。逆に、土日は朝になっても起きられず、夜まで寝ていることも多くなりました。生活のリズムが狂っていき、体調が悪くなっていきます。私の場合は内臓に悪影響を及ぼすらしく、いつも内臓のどこかに痛みがありました。一時は神経性胃炎にかかり、のたうちまわるほどの痛みを感じた経験もあります。こうなると、一日中調子が悪いです。不機嫌になり、憂鬱な気持ちで一日を過ごすことになります。何もかもが面倒になり、生活に張りがなくなります。ストレスをため続けると、事態は悪くなる一方です。
ストレスは体のさまざまな部分に影響を及ぼしますが、人によって出方が違います。その人のもともと弱い部分に出ることが多いようです。会社にいるときだけ頭痛と熱に悩まされ、家に帰ったら俄然元気が出てくる人もいます。片耳が聞こえなくなったり、蕁麻疹が出たりした人もいます。
いずれにせよ、いじめでストレスを受け続けると、体が何らかのサインを出してきます。そのサインを見逃さないようにしましょう。そして、そのサインを発見したら、深刻な健康被害を受ける前に、何らかの対処をすべきです。「これしきのことでへこたれてはならない」と無理に頑張らないことです。そんな思いは捨ててください。心はまだ頑張れるように思えても、体は正直に限界のサインを出しているのです。いくら頑張れると思っても、体が「無理」と言っていることを素直に認めましょう。もちろん、病院での検診も受けてくださいね。取り返しのつかないことになる前に、早めのケアを心がけましょう。
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