パワハラ110番

テキスト パワハラ対策マニュアル記事一覧

働く人のためのパワハラ対策マニュアル

働く人のためのパワハラ対策マニュアル価格 : \480 → 無料  (pdf版 全216ページ)       2013/4/21〜 無償公開しますパワハラの動向や判例などを参考資料を交えて解説しています。パワハラで相談する場所や労働審判、訴訟などについても記載。社内コミュニケーションのとり方やカ...

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そもそもパワハラとは何か

「和気あいあいとした雰囲気の職場です」「アットホームな雰囲気で、上司にも悩みごとを相談しやすいです」「未経験者歓迎!サポート体制がしっかりしています」…いずれも、求人サイトや求人誌でよく目にするフレーズだと思います。さらに、従業員の笑顔の写真がついていれば、多くの人は「従業員同士の関係が良好で、非常...

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パワハラが生まれた経緯

今では、「この言葉を知らない人はいないのでは?」と思われるほどメジャーになったパワハラですが、言葉自体が生み出されたのは2001年と、ごく最近のことです。しかも、一見、「アメリカかヨーロッパから広がった言葉だろう」と思われがちですが、実は日本が発祥なのです。パワーハラスメント(Power  Hara...

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パワハラの定義と判断基準を学ぶ@

パワハラという言葉が生まれた背景についてご紹介したところで、改めてパワハラの定義について見ていきましょう。パワハラの定義については、専門家の間でも様々な考え方があります。ここでは、パワハラという言葉の産みの親である(株)クオレ・シー・キューブの岡田氏が提唱している定義と、厚生労働省の外郭団体である中...

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パワハラの定義と判断基準を学ぶA

厚生労働省外郭団体 中央労働災害防止協会 「職場において、職権などの力関係を利用して、相手の人格や尊厳を侵害する言動を繰り返し行い、精神的な苦痛を与えることにより、その人の働く環境を悪化させたり、@あるいは雇用不安を与えること」解説大まかには、クオレ・シー・キューブの定義とほぼ同じです。ただ、労働災...

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それは本当に「パワハラ」ですか?

パワハラという言葉が生まれた経緯、そしてその定義・判断基準について見てきましたが、では、今あなたが会社で受けている行為はパワハラと言えるのでしょうか?パワハラについての議論の中で、必ずぶつかる疑問が「指導や教育とパワハラの境界線はどこにあるのか?」ということです。これは上司・部下の関係の中で起こるこ...

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こんな言葉はアウトです。パワハラワード集@

表情、しぐさ、行動。人が自分の気持ちや考え方を相手に伝える方法は色々あります。とりわけ「言葉」は、人の気持ちをストレートに表すものでしょう。また、同時に、相手の受け取り方次第では大きな誤解を生みだすものでもあり、人はしばしば、言葉を巡るやりとりについて対立します。パワハラに関しても、言葉の問題が話題...

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こんな言葉はアウトです。パワハラワード集A

日本ヘルス工業事件判決日 平成19年11月12日 大阪地裁当事者 国(処分庁:奈良労働基準監督署長)「できが悪い」「何をやらしてもアカン」判決社長他ほか多数の役員、社員が出席していた研修会の場で、上記のような無能発言をされたことがきっかけで被害者が自殺したケースです。被害者は複数の職務を兼務していた...

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こんな行為はNG!パワハラ行為の具体例

どのような行為がパワハラに該当するのか?雑誌の特集記事やネットのサイトなどには様々な例が掲載されています。怒鳴る、侮辱する、無視する、暴力を振るう…などというのは序の口で、専門性の高い知識や技能を使った非常に巧妙な嫌がらせもあります。どんな職種にも通ずるレベルのハラスメント行為から、特定の業種に限ら...

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パワハラ行為の4つのタイプ

パワハラは、複数の人間が集まる「職場」という舞台上で起こるもの。被害者と加害者の感情的な面が深く絡む問題だからこそ、それを近くで見ていたオブザーバー側にどう見えていたのか?という客観的な視点が必要になります。そういう意味で、1-4-2でご紹介した分類法は非常に的を得た分類法と言えるのではないでしょう...

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どんな職場で起こりやすいか

パワハラは、個人の性格に起因するものと思われがちです。確かに、些細なことですぐにキレる人もいれば、何があっても動じない人もいます。繊細で傷つきやすい人もいれば、鈍感であまり色んなことを気にしないタイプの人もいるでしょう。しかし、パワハラの発生は、当人同士を取り囲む環境にも大きく左右されます。仏のよう...

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パワハラのタイプと加害者の特徴を知る@

「パワハラ」と一言で言っても、その内容は様々です。加害者の性格に問題がある場合もあれば、被害者の側に問題がある場合もあり、また、双方を取り囲む環境に問題がある場合もあるでしょう。ケースによって状況は異なりますから、一概に何が悪いとは言い切れないのが実際のところです。ここでは、「加害者側に問題がある」...

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パワハラのタイプと加害者の特徴を知るA

無責任型細かい上司も「ウザい」ものですが、責任感のない上司も困ったものです。他社や他部署から厄介な仕事を引き受けてきて、ろくに内容を確認もせずに部下に丸投げ。自分は喫煙室で休憩中…。怒鳴ったり暴力を振るったりする上司に比べるとかわいいものだと思われるかもしれませんが、これはこれで立派な問題上司です。...

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「指導」と「パワハラ」は紙一重?

1-6では、「加害者側に問題がある」という視点で話を進めてきました。しかし、必ずしも加害者側に悪意がある場合ばかりではありません。業務上、管理職という立場から厳しいことを言わざるを得ない状況が発生するのも仕方がないことなのです。よく言われることですが、指導とパワハラはある意味では紙一重なところがあり...

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愛ある「指導」を見極めよ

ここまで、第1章では、パワハラという言葉が生まれた背景、そしてパワハラとはどういう行為なのかを判例を交えながら見てきました。第2章では、職場で今どのようなことが起きているのかを、統計的なデータを元にご紹介していきます。その前に、一つだけ心に留めておいていただきたいことがあります。それは、パワハラとい...

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パワハラが労災認定された背景

「部下の指導は厳しいのが当たり前!仕事は悔しさをバネにして覚えるもんだ」…そんな時代はもう遠い過去のこと。近年、大企業を中心にパワハラ対策に力を入れる動きが活発化しています。具体的には、パワハラ防止を盛り込んだ就業規定の改定や管理職を対象としたパワハラ防止研修の実施、社内相談室の整備、通報システムの...

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意外と身近な「労災」

パワハラ関連の裁判で必ずといっていいほど挙がるのが「労災」というキーワード。労災とは、「労働災害」の略で、業務遂行中あるいは業務に起因するケガや病気、さらには障害、死亡に至る災害のことをいいます。よく「労災認定が下りるかどうか」という表現が使われますが、これは、労働災害として労働基準監督署に認定され...

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労災保険による補償とは?

業務災害であれ通勤災害であれ、一度「労働災害」として労働基準監督署に認定されれば、国の「労災保険(労働者災害補償保険法)」で様々な補償を受けることができます。この保険は、農林水産業の一部を除き、従業員を1人でも雇用していれば全ての事業所(個人事業含む)に強制的に適用され、保険料を納めることが義務づけ...

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労災が認められないケースとは

労災は、基本的には被災した本人、本人が死亡した場合にはその遺族が、会社の所在地を管轄する労働基準監督署に申請します。しかし、2-2-1で述べたように、全てのケースが「労災」と認められるわけではありません。その理由としては、次のようなことが挙げられます。会社が非協力的である労災申請するということは、す...

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アンケート調査結果が示していること

「心理的負荷による精神疾患等に係る業務上外の判断指針」の改正により、パワハラ行為で精神障がいを発症させることは、工場内の事故でケガ人や死者を出すことと同等の過失があると認められた形になったと言っても過言ではありません。「労災=工場のケガ」という単純な構図は通用しない時代になってきているのです。こうし...

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